2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

いつでもクビ切り社会

経済学の本だと思ったら、法学の本だった。 でもって、雇用賃金制度の本だと思ったら、人権に関する問題提起だった。というわけで、この本の趣旨は、今後はエイジフリーは不可避であって、その結果として解雇が広く行われるようになってくる、という問題提示…

ヒトラーの経済政策

題名にあるとおり、ナチスドイツの経済政策がどういうものだったかという紹介。 非常に興味深い本。 内容的には、前半と後半に分かれている。 前半では、ナチスの社会経済政策が、今から見ても先進的だったかという話。 後半では、シャハトによる財政金融政…

昭和三十年代主義―もう成長しない日本

2000年ごろより、世間に増え始めた昭和30年代を指向する現象は、なぜおこっているのか、という分析。浅羽通明のこの本は、単純な「元気のある時代」だからというところではなく、「ALWAYS三丁目の夕日」、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国…

人生の軌道修正

「心にいい考え方」というのが、この本でのキーワード。それと対をなして否定的に扱われているのが、「ポジティブシンキング」 この本で言われている「心にいい考え方」というのは、 私の考える「心にいい考え方」というのを一言で言えば、「思考パターンは…