なぞの転校生

ちょっと前にNECOで放送されていた「なぞの転校生」をみる。
NHK少年ドラマシリーズ版ではなく、1998年の小中和哉監督版。ということで、眉村卓の原作とは、転校生が別の次元から来るということ以外は別の話になっちゃってます。


これをみるのは、たぶん2、3回目なのだけどこれは、一種の成長譚なのだとおもう。小中和哉というと、四月怪談だけど、あれも成長譚ととれなくもない。通過儀礼としての「別れ」とその痛みが主題・・・かな。この映画を見るとき、主人公の翠(新山千春)の立場からみるか、翠が好きだけど結果的に傍観者としてしか介在できない広一(妻夫木聡)の立場のどちらから見るかで、悲しさの種類が変わってくるのだけど、さてさて。

ま、そんなとかよりも可愛い女の子を出したかっただけなんじゃないかとも思ったりします。(それじゃ、今関あきよしといっしょか)。四月怪談また見直してみようかな。

なぞの転校生 [DVD]

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ところで、ここででてくる「城」と戦う砦のビジュアルイメージって、リターナーとすごくにている気がするのですけど、それって私だけ? 時代的にはリターナーが後なわけですが。