ちくま 3月号

harowanwan2005-03-14

旭屋書店で、「ちくま」の3月号を入手。

幼児虐待やDVが世代を超えて引き継がれる反復性を、例示して、「家族は価値の原器」であるとした説明をしている。ここで齋藤環のつかう「価値観」は、「知識」や「教育」によって得られる判断基準の対義語であって、後天的なものではあるけど、自分自身が選択できるものではないものだ。これって、肥満の「家族性」なんかと非常に近い考えではないかとおもう。
齋藤環が、話の枕に橋本治の短編集をもってきているのだけど、これはちょっときになるところ。

蝶のゆくえ

蝶のゆくえ


あと、

パンダには手のひらに偽の指があるという話ははじめてきいた。
ちょっと読んでみたい感じがする。

パンダの死体はよみがえる (ちくま新書)

パンダの死体はよみがえる (ちくま新書)