移動都市

星雲賞受賞、ということで読んでみる。

第一印象は、これは、ジブリのアニメか?とおもわせる雰囲気。


舞台は、35世紀、60分戦争と呼ばれる世界大戦の後、世界のまちまちは巨大なキャタピラにのって移動する「移動都市」となっている。移動都市は、互いに相手を食い合う弱肉強食のルールでいきてきたが、徐々に獲物はへり、行き詰まりつつあった。その一つ、ロンドンでは工学ギルド出身の市長、クロームは、遺跡から発掘されたオールドテクを利用して、反移動都市同盟をうちやぶり、新たな狩り場を確保しようとする・・・とまあ、そんなお話。

オールドテクを利用して、世界に君臨しようとする大都市。それに反発する同盟。その間で戦いを防ごうと吸うr少年少女、それを助ける謎の飛行船乗りの女。

これって、ナウシカとかラピュタの世界でしょう。
どっか、アニメ化権をとりにもう動いているんじゃ無かろうか。

イギリスの作家、フィリップ・リーヴのデビュー作。デビュー作とはおもえない、巧さ。素直に楽しめる作品。ただ、わたくしの好みとは少し違うかも。



移動都市 (創元SF文庫)

移動都市 (創元SF文庫)