日経新聞・経済教室「将来ビジョンの共有を」

日経の経済教室の内容が、日本の外交に関する内容になっている。


20日付では、「将来ビジョンの共有を」と題した文章。


前半では、歴史認識の統一が基本的に無理だと説明する。で、後半ではその解決策として、共通した将来認識が築ければ、そこをベースに過去を認識することで、過去に対する「歴史認識」を共通化していけるのではないかと提案している。



確にその通りなんだけど、はたして共通した「将来認識」が築けるかどうか、と「歴史認識」が、ヒヨコと卵の入れ子関係になっている状況では、絶望的という気もしなくない。正直いって、「歴史認識」を持ち出す人たちと、話あうこと自体、無駄なのではないかというのが、私の判断。逆に「歴史認識」を持ち出さない人とは、話し合うことが無駄ではないとおもうのだけど、それって


歴史認識を持ち出さない」= 「将来認識を共有する」


という言い換えにしかなってないんだよね、とここまで書いて気が付きました。
だめじゃん。=>自分



ちなみに、日経の論文の著者は、ハーバード大学教授の入江昭