メゾン・ド・ヒミコ
ゲイバーのマダムがゲイのための老人ホームをつくって・・という舞台設定の話なのだけど、最後までみて、これのテーマはなんだろうか、と考えてみる。
ゲイの映画だから、テーマがジェンダーというほど単純な話とは思えない。ゲイのかわりに、いろいろな設定を当てはめてかんがえてみたが、これ、ゲイをヲタにおきかえても、全部成立しそう。
ということは、「欲求の実現」と、「愛」との対立なのではないか、と思えたのだけど、某所にて「放蕩者達のコミュニティ(疑似家族)の崩壊と再生の物語」だろう、という指摘をもらってなるほどと思う。
要するに、自分に「(何かを)やりたい」という心が起こったとき、仕事も家族も捨てられる、あるいは、捨てていった相手を許せるのか、というのがテーマではないかと。
ま、そんなに考えることはなくて、単に「ボーイ・ミーツ・ガール」だという指摘もあって、そう解釈してもいいのかも。
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