本の窓 2008/1 特集/日本の農業

harowanwan2007-12-20

小学館のPR雑誌、本の窓の今月号は、特集/日本の農業。

  • 農業復活で生命力の強い国に / 小泉武夫 (取材・構成 片原泰志)

論調としては、食糧安全保障の観点からの自給率低下への警告と、それに対する具体的な取り組みの例示。

イギリスの食糧自給率が、84%になっていることの指摘があり。(たぶん、カロリーベースだと思うがそこまで書かれていない)。自由化については絶対反対の立場。
農業復権への取り組みとして、大分県日田市の取り組みがおもしろそう。

  • おいしさが、日本の農業を救う / 永田照嘉治 (取材・構成 片原泰志)

小泉武夫とは逆に、自由化については賛成の立場。有機農法を全肯定せず、化学肥料もつかう、という農業系の人としては、かなり異質な主張。はじめて、この人の話を読んでみて、妙に理詰めだとおもったら、神戸大学経済学部卒とのこと。納得。