2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

テレビの罠

2005年9月11日の総選挙で小泉自民党は、解散時勢力 249議席を大幅に上回る296議席を確保し、連立をくむ公明党とあわせて、2/3を超える327議席を確保した。香山リカだけでなく、政治について語っていた人は、左右問わずこの事態を自分の中でどう落とし前をつ…

Camembert & Sushi

Camembert & Sushiサエキけんぞう名義で発売された2枚組CD 1枚目は、既発売の「スシ頭の男」、2枚目はオムニバス。Camembert & Sushiアーティスト: Various出版社/メーカー: Fgl発売日: 1970/01/31メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) …

エイプリルズ2枚 パン・ダ+1 / SPACE DREAM BATHROOM

ツクバ出身のネオ渋谷系のエイプリルズは、ノリノリPOPでテクノでピコピコ。聴いているだけで体が動き出しそうな気持良さ。とにかく、スピード感の感じられる音楽。 レコード盤のスクラッチ音からはじまる5曲めの「パン・ダ」はなかでもノリノリのやっぱり…

第三の道

トニー・ブレアの労働党の思想的背景となっている本、という触れ込み。 内容は、冷戦終結後、退潮な社会民主主義政党の存在価値はどこにあるのかを提起したものだが、平易な読み安い本である。 まず、この本では旧来の福祉国家をこう規定する 福祉国家の目的…

しのびよるネオ階級社会

本の整理をしながら、ふと手に取った本を読みはじめると掃除は終了しないのは真実である。そんなことは、さておき、この本は1年ほど前に(多分)買った本。著者は、林信吾。 この本の基本的な意見は6章「ネオ階級社会へ向かう日本」にほぼまとめられている。 …

中央公論 2006年6月号 その2

特集以外では、齋藤孝と内藤樹の対談「真に知的な言葉の使い方」では、ディベート的な討論への批判がされていて、その内容はなるほどと思わせる。 ここで、内藤が重視するのは、「生成的な対話」だ。 内田:子供たちに要約を勧めることについては、慎重にな…

日経 / 経済教室 人口減と生きる(2006/05/19)

今回の著者は、藻谷浩介、日本政策投資銀行参事。内容的には、中央公論の6月号の特集記事、「生き残る町、消える町」のダイジェスト。*1 文章はいずれも、いつくかの文章をしめし、それが事実かどうかと問う形で始まる。呈示された課題は以下。日経経済教室…

中央公論 2006年6月号 その1

大きな特集は以下の4つ。 地方格差 次代に伝えたい日本語 リスク社会をどう生きるか 多国籍社会は油断できない? で、関心をひいたのは、まずは地方格差の特集。 ここでは、藻谷浩介の「生き残る街、消える町」が興味深い。これについたは、同じ著者の、日経…

かもめ食堂

久しぶりに劇場で映画。聡美ちゃんの主演映画、かもめ食堂。 最近の映画というと、どうも愛と感動の「いい話」ばっかりで、そういうのは辟易しちゃって正直見る気が全然しないのだけど、これは、最後あっけなく終わってしまって、まあ人生そんなものだしね、…

嗤う日本の「ナショナリズム」

久しぶりにいったジュンク堂で、棚を眺めながら見つけた本。 実は、北田暁大ってだれ?と最初おもったのだけど、あとで気が付きました。波状言論で、宮台真司とからんでいた人だと。その程度で読み始めたら、読みごたえのあることあること。この本では、4つ…

ブギーポップは笑わない

おまえ、今頃なに読んでるんだよ!とつっこまれそうな一作。 1997年の第四回ゲーム小説大賞受賞作なので、ほぼ10年前の作品。学園に現れる、謎の存在とそれと戦う少女の話 とまとめてしまうとすごくありきたりになるのだけど、正直、そこの設定自体はありき…

社会保障のダイナミックスと展望

社会保障の歴史的な経緯から書き起こし、ここ20年の日本における社会保障の流れと問題点と、先行する事例としてのニュージーランドの福祉についてまとめた本。 この本をかったのは、このところマイブームなニュージーランドの福祉について調て知りたかったの…

バブルの物語―暴落の前に天才がいる

ガルブレイスが死んだ。97歳だったそうだ。 ちょうど、いま彼の「バブルの物語」という彼の本を読んでいたので、その感想など。 この本は、1990年に出版された、 A Short History of Financial Euphoria の翻訳である。日本版は、1991年に出版されている。こ…